並んで歩く

のだの理想そのもののザワ氏へ

 

寒くなってくると冬限定のチョコレートがたくさん出てくるね。

甘いものが前ほど食べられなくなってしまいましたが、ウイスキーやブランデーとチビチビ楽しむのはいまだに好きです。

 

ほろ酔うとザワ氏と並んで歩いた時のことを思い出してました。

のだはザワ氏が右にいるととても安心する。一人より好き。ザワ氏の隣にいる自分もね。

 

出会った頃はハイヒールののだをガンガン置いていくほど自分のペースで歩いていくのがザワ氏だった。

隣にいたはずなのに、出来るだけ追いかけても追いつけないほどだ。

 

だいぶ離れた後でザワ氏は気づく。

のだはすぐ拗ねる。ザワ氏は「全然気が付かなかった」という。

 

ザワ氏の家から駐車場まで歩くようになってザワ氏はのだを置いていかなくなった。

最初は嫌がっていた手も繋いでくれるようになった。

 

仕事の格好の時はのだとザワ氏は変わらない目線だったけど、

駐車場まで歩く時はのだはちいさくなるから、ザワ氏の横顔がいつもより高いところにあってちょっとドキドキした。

 

ザワ氏と歩く道は普通なのに普通じゃなかった。

羊の犬はまだ元気かな?大通りに出たところはいつも風が強かったよね。笑

いつもルンルンでザワ氏と歩いた。

 

酔ったザワ氏が一段高いところから「こんくらい身長の差があればいいのに」とおでこにチューしてぎゅっとしてくれたことがあった。

のだはザワ氏が今のままで本当によかったと思っているよ。

 

キスしやすいし、歩いているときお尻触りやすいし、威圧感がなくて安心していられるから。

ザワ氏がもっと大きな人だったらこんなに好きになっていなかったかもしれない。

 

相合傘だってちょうどいい高さだ。

朝から雨になっているとザワ氏と相合傘ができてすごく嬉しかった。

 

ザワ氏が傘を持ってくれて、のだは傘を持つザワ氏の腕をサポートするんだ。

ザワ氏は肩が濡れてものだの方に少し多めに傘をさしてくれた。

 

のだを置いて行っていた人がこんなに変わるなんてな。

幸せすぎる。いつもバイバイした後でザワ氏との時間を噛み締めるんだ。

 

のだはずっとザワ氏が好きだ。これからも。

一人だけの思いじゃザワ氏とずっと一緒にいられないから、ザワ氏ものだのこといっぱい好きならいいのにな。

 

こっちにきて会う時は毎回ちょっと時間が空いて、人の多いところで外を歩く。

恥ずかしいし、ザワ氏が嫌かもしれないから手を繋ごうって言えない。

前みたいにザワ氏の左側を手を繋いで歩ける日があったらいいなぁ。

 

でも、もうすでにのだにはたくさん幸せな思い出もあるし

欲張らないようにしないとな!!

 

くっきり思い出していたからこのまま夢に見れたらいいな。

早く会いたいよ。

 

幸せな酔っ払いののだより